■4年間で総合診療専門医と新・家庭医療専門医の2つの専門医資格を同時並行で取得可能な連動型プログラム※2年間の新・家庭医療専門研修プログラム(単独型)あり
■武蔵国分寺公園クリニックを基幹施設とした充実の家庭医療研修。
当院の特徴
- 東京都の中でも医師数の少ない国分寺市(10 万人当たり医師数106.3 人、2014 年東京都集計)に位置する。
- 基幹施設は武蔵国分寺公園クリニック(医療法人実幸会)、2011年に開院し、乳幼児から超高齢者まで幅広い年齢層に対する外来診療と、広範囲の在宅医療を24時間体制で提供する「機能強化型在宅療養支援診療所」である。
研修理念
病気になることを避けられない、死ぬことを避けられない、という現実を基盤にすえ、あらゆる問題に対処する臨床医の育成が、本プログラムの基本理念である。理念は、0の軸、1の軸、3の軸、5の軸で多面的に定義づけている。
【0 の軸】
・万物は流転する(人は生まれ、生き、病み、死ぬ)
【1 の軸】
・あらゆる問題に対応する
【3 の軸】
・多様な視点を持つ
・境界を設けない
・患者のナラティブを重視する
【5 の軸】
・患者によって自分を変える
・患者や問題の種類により差別をしない
・生物学的問題だけでなく心理社会的問題も重視する
・臓器、ヒトにとどまらず、家庭、地域をも視点とする
・診察室に来ない人のことも考慮する
研修スケジュール(予定)
研修内容
- 複数の家庭医がグループ診療を行うクリニックを中心としたプログラムで、外来診療と24時間対応の在宅医療が研修の柱となる。
- EBM、行動科学、患者中心の医療の方法を使いこなし、幅広い健康問題が取り扱える医師を育成する。特にEBMの実践においては、今後のリーダーとなる人材を育成する。
- また臨床につながる研究・教育についても重視し、診療データを利用した臨床研究への参加、臨床研究のe-Learningコースの受講、医学教育に関する臨床研究、初期研修医教育についても研修できる。
連携施設(他にも多数)
- 東京都立多摩総合医療センター(東京都府中市):総診Ⅱ・内科、救急
- 東京都立小児総合医療センター(東京都府中市):小児科
- 川崎市立多摩病院(神奈川県川崎市)総診Ⅱ、内科、小児科、救急
- 東京北医療センター(東京都北区):総診Ⅱ、内科
- 河北総合病院(東京都杉並区):小児科
- 山梨市立牧丘病院(山梨県山梨市):医療資源の乏しい地域
- 新城市民病院・作手診療所:医療資源の乏しい地域(愛知県新城市)